コアファシリティ機構では、研究設備・機器の共用だけでなく、共用研究機器・設備の利用で生み出させる”測定データ”の解析を迅速化・高度化するため、Mestrelab社の測定データ解析ソフトウエアMnovaを全学で利用出来できるよう、コアファシリティ事業の一環として導入しております1)。
Mnovaは、NMR・質量分析・分光分析等のプラグインがあり、これらのプラグインを導入することで、分析装置メーカーや分析装置の型式を問わず、殆どの測定データを読み込め、解析出来る特徴を持っております。
この度、Mnovaの開発元であるMestrelab Research社のGavin Shear博士が来校され、Mnovaの解析機能や拡張プラグイン等に関するセミナーを以下のような内容で開催いたしました。
Shear博士のセミナーは、機器共用eラーニングシステムにeラーニング教材として掲載しております。本学所属の方はどなたでも閲覧できますので、ご興味のある方は視聴ください。
1)本学では、フローティングライセンス形式(インストール数は無制限。しかし、同時に立ち上げられるソフトウエア数は、ライセンス数まで)で導入しており、学内において利用可能となっております。ご利用希望の方はコアファシリティ機構までお問合せください。
(2024年3月追記)バージョンアップならびにライセンスの追加を行いました。Mnovaは最新のv15が利用可能となりました。NMRのライセンスを7,質量分析データ解析用のMSChromeのライセンス数は3、分光分析用のライセンス数は2となっています。v15からは、NMR解析データのコンタープロット、Orbitrap質量分析計の測定データの読み込みが可能です。v15の詳細はこちら。
Mnova開発元のMestrelab Research社エンジニアによるMnova紹介セミナー
(2023年10月12日 Zoomを用いたオンライン開催)
13:30 – 14:30 Mnova Suite (NMR, Predict, MS, ElViS)の使用方法 (Dr. Gavin Shear)
14:30 – 14:45 Mnovaの拡張プラグイン紹介 (Dr. Gavin Shear)
14:45 – 15:15 Mestrelab社の最新製品と今後の取り組み (Dr. Gavin Shear)
15:15 – 15:30 大阪大学の研究データポリシー・研究データ管理に関して
(附属図書館 研究開発室 甲斐尚人 准教授)
主催:コアファシリティ機構
理学研究科分析機器測定室
協力:株式会社 リアクト
協賛:附属図書館
Mnovaについて
日本代理店(株式会社 リアクト)での紹介
開発元 Mestrelab社での紹介